RStudioはWSLで使うのがおすすめ
- WindowsでRを使う場合、RStudioのWindows版をインストールすることが多いと思いますが、個人的にはWSLでRStudio Serverをインストールするのがおすすめです。
- もしWindows版で今まで特に問題なかったのであればもちろんそれでもいいですし、自分もR Markdownを利用する際にはWindows版を利用しています。
- ただ、データの分析や視覚化のためにインストールしてみたパッケージが正しく動かなかいことがたまにあって、その際にWindowsでは簡単な解決方法がなかったり、情報が少なかったりします。
- 標準ライブラリやTidyverseのパッケージしか利用していないのであれば、Windowsでも基本問題ないはずですが、少し特殊なパッケージや、OSと連携する必要のあるパッケージの中には、Windowsとの相性が悪いものもあります。
- 「相性が悪い」と言っても基本的には何らかの解決方法はあると思いますが、GitHubのイシューで検索するとUnix環境での解決方法が載っていることが多い気がしていて、単純に「問題があった時に情報が多い」というメリットがあります。
- ただ、それ以前にWindows版を利用していた頃に比べると、そもそもエラーが表示されることが激減していると実感しています。
- 例えば、このWindowsでのhrbrthemesのフォントの問題を解決するために提案されている方法を全て試しましたが、どれも上手くいきませんでした。しかし、Linuxの環境でインストールしてからは全く問題なく使えています。こういうことが他のパッケージでもたまにあります。
- WSLでRStudio Serverをインストールした場合、WSL内で
rstudio-server start
と実行して、WindowsのブラウザでRStudio Serverを http://localhost:8787 から開くことができます。使い慣れているRStudioの環境がブラウザで使えるだけなので、見た目は同じです。
- Windows版のアイコンをクリックするのに比べると起動は少し面倒かもしれませんが、実際に起動してからはWSLでRStudio Serverを利用する方がエラーメッセージを見ることが減るので、総合的にはこの方が楽だと感じています。
- インストールは以下の通りにやればできるはずです: