「SAS 9.4 Base Programming - Performance-Based 試験 (A00-231)」を受けて、無事合格できました。
試験の概要:
試験は試験会場ではなくて Pearson OnVue というソフトを使って家で受けました。
最初に顔写真、身分証明書、部屋の写真をスマホで撮影・アップロードして、パソコンのカメラ・マイクで試験官に監視されながら受けます。
質問があれば、チャットで聞くことができます。
試験官がユーザーのファイルをアクセスできるような仕様ではないはずですが、なんとなく不安だったのでパソコンで試験用のユーザーアカウントを新しく作成して、そこで実行しました。
UI は Windows 版の SAS と SAS Studio と SAS Enterprise が選択できます。
今まで Windows 版の SAS しか使っていなかったのですが、途中でなぜか上手く実行できなくなり、SAS Studio に切り替えました。
Internet Explorer からドキュメンテーションにアクセスすることもできますが、いつも検索した時に出てくる見慣れたサイトではなかったです。試験後に少し探してみましたが、試験中に見てたページは結局見つけられませんでした。
このページの動画を見れば様子がわかるのではないでしょうか。
試験の内容
試験はまず実際にプログラムを書く問題から始まりました。
提供されているデータセットを読み込み、それに何らかの処理を行い、その新しいデータセットに関することを何か聞かれるという形式の問題が多かったです。あとはエラーを直したり。
最初は全然できない問題がいくつもあって少し焦りましたが、すぐわかる部分だけやってから後半の選択問題をやり、前半の問題を再び解いてみたら結構できました。よくあることですね。
勉強方法
この試験のための授業を受けていましたが、その他にもSAS Certified Specialist Prep Guide という本も読みました。各章の終わりに問題があったので、読んでから実際に練習問題も解きました。タイポの多い本でしたが、練習問題は効果的でした。
試験コンテンツガイドに知っておかないといけないことが書いてあるので、ここに書いてあることが一通り理解できているか確認するといいでしょう。
あとは授業中の課題や宿題をやり、試験前日にはサンプル問題を解きました。
SAS の問題が載ってるアプリで問題を解いたりもしました。こういったアプリは内容が古い可能性もあるので注意が必要ですが、使う価値はあると思います。
感想
普段から SAS を使っていれば猛勉強しなくても受かる試験だと感じましたが、ちゃんと(?)勉強してよかったです。
SAS が普及している業界もあるので勉強する価値はあると思いますが、試験・教材・ソフトのコストを考えたりすると、やっぱりオープンソースの Python と R はいいなと実感します。